二胡とは

 

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◆ 二胡 ◆

 二胡又は胡琴、南胡等々幾つもの名があります。唐宋時代から伝わってきた楽器で、 1920~1930年代、劉天華先生(1895-1932)の改良により、二胡は急速な発展を遂げました。
現代二胡の構造は琴筒(共鳴筒)、琴皮、琴桿(棹)、琴軸(弦巻き)、琴弦、千金(上駒)、琴碼(駒)、琴敷、琴弓(弓)、控制塾などで構成されています。
二胡の材質は紫檀、黒檀、紅木、花梨木など硬くしかも木材密度が高いほうが音色が良いとされています。
二胡の全長は約80センチ前後で、琴桿の上部は彎月型、龍型などがあります。琴筒の形は6角形、8角形、円形があります。琴筒の一端(演奏面前部)に錦蛇の皮を貼り付けますが、皮の品質はとても重要で二胡の命と言われ、皮の模様、鱗の大きさ、均等さ、厚みも適正なものが上級品とされています。又、貼りぐあいも非常に大切な要素となります。
 琴弦は現代二胡では金属の弦二本を使っています。細い方は外弦と言い、太い方が内弦と言われており、弦の品質も音色と関係があります。近年来銀巻き弦が作られ、おすすめしたい製品と考えられます。チューニングは内弦D、外弦Aで5度の差があります。
琴弓は竹と馬の尾毛で作られ、長さは80~82センチ、根元にあるネジを回して、張力を調整します。琴碼は黒檀、紫檀、マホガニー、松など木製のものが使われています。駒は弦の振動を皮に伝える働きを持ち、皮の真ん中あたりに置きます。駒で音色が大きく変わることもあるので、楽器に合う駒を捜してみましょう。
千金(上駒)は固定千金(プラスチックと金属で作られている)と云われ、これを使用する事で開放弦の音程がずれにくくなります。従来の千金はちょっと硬い絹で棹と弦をぐるぐる5~6回に回して結んでできており、千金の幅と千金から駒まで距離は各自の手の大きさによって決まります。
控制塾はフェルトやゴムスポンジで駒の下に弦と琴皮の間に挟んで、音色をコントロールするものです。控制塾がなければ音が落ち着かないことになり、雑音が出やすくなります。
◆ 低音二胡(二泉琴) ◆

 二胡から生まれたもので、形は二胡と同じですが、琴筒は二胡よりちょっと太く、専用弦を使用します。二胡より4度から5度低く、音色が深層、豊満、<二泉映月><聽松>などの曲を演奏するために生まれたもので、そのために「二泉琴」と名づけました。
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◆ 高胡 ◆

 高胡又は奥胡と言い、二胡から生まれたもので、二胡に似た姿をしていますが、二胡より小さく、琴筒が円形、高胡専用弦を使用し、音域も二胡より4度から5度高く、非常に甘美で繊細な音色が特徴です。演奏方法は二胡と一緒です。(広東音楽の演奏は両脚太ももで琴筒を挟んで演奏します)

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